「…さん?」
驚いた。
何だか信じられない光景だと思った。
ア
イリス
つい声をかけてしまったものの俺はどうしようかと戸惑う。
ドアの辺りで出て行ったほうがいいのか
自分から声をかけたのに出て行くのは失礼なのかと考えているとさんが顔をあげた。
「鳥居くん?」
そう言って無理に笑顔を作ろうとするさんに
よく、わからないけど何だか自分が泣きそうになってしまった。
彼女はいつもクラスの中心で太陽のように笑っていたから。
俺はそっとさんの座っている席へと近づいた。
「無理して笑わなくてもいいよ〜?」
俺ができる限り明るくそう言うとさんは困ったように笑った。
「バレちゃった?」
今度は俺が困ったように笑う。
「そんなに目ぇ真っ赤に腫らして、わからないわけないじゃん〜」
さんはマジで?!と驚いたように言って最悪…と自分の目を掌で覆った。
その指の隙間から涙が零れる。
「わかってたんだけどさ。アイツがあんな男だってことぐらい。
ゴメンね、なんか急に、みっともないよね」
さんはまたそう言って無理に笑うもんだから俺は思わずその小さな身体を抱きしめた。
「無理して笑わないでって言ったのに」
「…ゴメン」
さんのくぐもった声が聞こえた。
「俺だったらさんに絶対、そんな悲しい思いはさせない」
さんのすすり泣く声だけが誰もいない教室に響く。
「好きなんだ」
さんは驚いたようにまだ赤い目で俺の方を見た。
「…大切にするから」
さんはしばらく戸惑っていたがやがて微笑んだ。
アイリスの花言葉、あなたを大切にします。
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なんか違う!
こんな話にしたかったんじゃなくてなんつーか…(凹)
八神コーキサマのリクです。
全くと言っていいほどリクに沿えてなくて申し訳ないです…!!
精進します…!!
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